家族でフィリピンに移住する時に気になるのが子供の学校や幼稚園など。またいざという時に駆け込める大使館の連絡先も覚えておきたいですよね。
今回は移住前に気になる学校や大使館などの情報についてご紹介していきます。
目次
マニラにある日本人学校・幼稚園・大使館
フィリピンで最も日本人が多いエリアといえばマニラ近辺です。
現地法人や日系の会社なども多数マニラに進出し、その近くに住まいを構えている方もいます。交通の便が良く、大きなショッピングモールや病院も充実しているマニラの情報はこちらです。
マニラの日本人学校
マニラで日本人の子供が通える学校は、日本人学校1校とインターナショナルスクール2校です。日本人学校はフィリピンで最も多くの日本人の子供が通っています。またインターナショナルスクールはそれぞれアメリカ式とイギリス式の教育が受けられると人気。
それぞれの学校とも特色があるので、フィリピンでどんな教育を受けさせたいかによって選んでみましょう。
マニラ日本人学校
日本人の初等・中等教育を目的とした大使館付属の日本人学校です。小学校6学年と中学校3学年は日本の制度に基づいており、日本語を読む・聞く・話す・書く能力を持っていることが前提となっています。
フィリピンで唯一の日本人学校として在留邦人の子供たちの教育のために、電子黒板やPCを活用した授業も実施。
インターナショナル・スクール・マニラ
インターナショナル・スクール・マニラは対象年齢を3歳~19歳とした、インターナショナルスクールです。
日本人の入学条件はビザを保有していること。世界70か国以上から生徒が集まり、国際色豊かな教育が特徴です。
全校児童2,200名のうち、日本人は7%ほど。
給食やスクールバスもあるので親にとってはありがたいですね。ただし日本と同様、インターナショナルスクールはとても人気があるため、入学までに時間を要する場合もあります。
ノード・アングリア・インターナショナル・スクール・マニラ
先ほどご紹介したインターナショナルスクールがアメリカ式教育なら、こちらは英国ナショナルカリキュラムを採用したインターナショナルスクールです。
イギリスと同じ教育水準で授業を受けられ、日本人を含む27か国の児童が通っています。
英語を母国語としない児童のためにESL (English as a Second Language)プログラムもあるので安心。対象年齢は5歳~13歳までで、体験入学も行っています。
マニラの幼稚園
マニラには日本人が通う幼稚園や保育園が数多くあります。
日本人教諭による日本語での教育や、日本の幼稚園と同じような行事を通して、近い将来日本に戻ってもすんなり日本の生活に溶け込めるよう配慮されています。
オイスカマニラ日本語幼稚園
オイスカマニラ日本語幼稚園は1998年の開園当初から、日本人教諭による日本語での幼児教育を行っています。
こどもの日や夏祭りなど日本ならではの行事を取り入れながら、基本的な生活習慣や対人関係を養っていきます。
途中入園も可能で、幼稚園見学後に入園するかどうかを決められます。
保育時間は一日保育と半日保育から選べ、スクールバスによる通園で保護者の負担も軽減されます。
マニラの日本大使館
フィリピンの日本大使館はマニラのパサイにあります。在留届の発行やパスポートの切り替え申請、戸籍の変更があった場合の手続きを行います。またフィリピン滞在中に事件や事故に巻き込まれた場合やパスポートを紛失したなどのトラブルの際にも、日本大使館は強い味方になってくれます。
いざという時の法人援護ホットラインは24時間対応していますので、携帯電話に登録しておくことをおすすめします。
窓口業務受付時間
在マニラ日本国大使館基本情報
BPO企業やサービス業に従事するフィリピン人が賃貸しやすい物件は、上記の場所より少し離れた下町エリアで庶民的かつ安価な家賃相場にしましょう。
フィリピン人はスタジオタイプや1ベッドルームなどの比較的狭い部屋を小さく区切って家族で住むことが多いため、それほど部屋は広くなくても問題ありません。購入相場は8万~15万ペソです。
一件当たりのインカムゲインはそれほど多くありませんが、賃貸需要の市場が大きいのが特徴です。
セブにある日本人学校・幼稚園・大使館
マニラ首都圏に次いで日本人滞在者が増えつつあるのがセブです。
近年BPO産業をはじめとして海外の企業も多く進出しています。そんなセブの幼稚園や学校など、家族の生活に必要な情報はこちらです。
セブの日本人学校
セブにはマニラにある日本人学校の補習校やインターナショナルスクールがあります。それぞれの特徴や詳細はこちらです。
セブ日本人学校補習校
現地の日本人会が母体となって設立された学校。
日本語の習得を目的とした「日本語クラス」と日本の教科書を使って国語や算数を学ぶ「教科書クラス」の二部制を導入しています。
補習校ということで、土曜日の3時間を年150時間使って授業をしています。入学資格は本人が日本国籍を持っているか、両親のいずれかが日本人であることです。
CIE ブリティッシュ・スクール
1985年設立のイギリス教育制度を採用しているインターナショナルスクールです。
ケンブリッジ大学が作成した教育プログラムに基づいているのが特徴。
高等学校レベルの「IGCSE(国際中等普通教育証明書)」を取得すると世界中の大学の入学資格として認められます。
セブの幼稚園
セブにはマニラと比べると、日本人による日本式の保育を行う場所は少ないようです。
ただしインターナショナルでは2、3歳から受け入れをしているので、幼稚園として通わせている保護者もいます。
子供の英語教育のために親子でセブへ移住する家族には、このような教育システムがピッタリではないでしょうか。
ケンブリッジ幼稚園
アジアと中国を中心に90校以上を展開する幼児教育施設です。独自のカリキュラムを基に、将来に向けてのスキルづくりを目的としています。
セブの大使館
セブには大使館の出先機関である領事事務所があります。
主にビサヤ地方を管轄区域としています。申請は査証を除くパスポートの申請や戸籍の届出などです。
日本人学校や幼稚園、大使館など(マニラ・セブ編)まとめ
今回は家族での移住で気になる学校や幼稚園、大使館の情報をご紹介してきました。
マニラとセブには多くの日本人が暮らしているので、そのような人からの情報や口コミを入手して学校選びに生かしてみてはいかがでしょうか。