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エリアで選ぶ
経済発展が著しいフィリピンでは、特に地価や不動産価格が上昇しているエリアがいくつかあります。そのようなエリアの物件を適切なタイミングで購入すれば、あなたの不動産投資はきっと成功するはず。
ここでは主な4つのエリアをご紹介するとともに、値上がりが期待できる理由など解説していきます。
マカティ
マニラ首都圏の東南にあるマカティは「フィリピンのウォール街」と呼ばれ、経済や金融の中心地として栄えた新都心。
中心部には「アヤラ・センター」をはじめとする巨大ショッピングセンターや高級ホテル、ブランドショップなどが並んでいます。マカティの主要都市とその特徴はこちらです。
マカティにはフィリピン最大のビジネス街があり、それを取り囲むようにビジネスマンや外国人駐在員が住むコンドミニアムがあります。
またフィリピン人憧れの高級住宅地などもあり、マカティに住むことはお金持ちの代名詞でもあります。
すでに開発しつくされた感はありますが、好立地の中古物件の価格は今後も上昇が期待できます。
BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)
BGCはフィリピン最大の財閥系デベロッパー・アヤラランドが開発した近未来都市です。碁盤の目のように配置された道路の下には電線や貯水槽が埋められており、洪水が起こらないエリアとしても有名。
マカティまでは車で30分程度の距離で、外国の大使館やインターナショナルスクールが集まっているエリアでもあります。
今後はフィリピン証券取引所の移転に伴い、マカティに変わる経済都市としてますます発展するでしょう。
オルティガス
マカティに次ぐビジネス街があるのがここ、オルティガスです。国内の優良企業はもちろん、外資系企業なども多く進出しています。
また現在拡大中のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業であるコールセンターやバックオフィスなども海外から多数進出。オフィス用の賃貸物件や従業員用の住宅需要が一段と見込まれるエリアでもあります。
セブ
かつてリゾート地として有名だったセブは、フィリピン第二の都市に成長しつつあります。
オルティガスやBGCと並ぶBPO産業の進出エリアとして、人口や所得の増大が期待されます。これに伴い、コンドミニアムやショッピングモールが続々建設されています。市の南には300ヘクタールもの埋め立て地にテーマパークやオフィスビル、コンドミニアムなどの複合施設が建設予定。
セブで最も成長している産業が不動産業だけあり、不動産投資家の間で最も期待されているエリアです。
デベロッパーで選ぶ
フィリピンではコンドミニアムの開発や建設を行うデベロッパーの選び方も重要。
プリセールなどで購入することが多いフィリピンでは建設途中で工事が中止となることもあり、デベロッパーの信頼度がモノを言います。
今回は財閥系と専業に分けて、それぞれの代表的なデベロッパーをご紹介していきます。
財閥系デベロッパー
コングロマリットでもある財閥系デベロッパーは資金力や信頼度が抜群。不動産選びに迷ったら、デベロッパーの名前で選んでみては?
専業デベロッパー
賃借人の種類で選ぶ
購入した物件を賃貸に出す場合、どんな相手をターゲットにするかによって選ぶ不動産の種類や立地場所が変わってきます。
今後増えるであろう賃貸需要を見越した不動産をお探しの方は参考にして下さい。
外国人ビジネスマンや駐在員家族
外国人駐在員やその家族をターゲットとした不動産をお探しの方は、毎日の通勤や買い物に便利な場所がおすすめ。また家族も住むということで、学校や病院が近くにあるとさらに賃貸需要が高まります。
部屋のタイプは1~2ベッドルームで、マカティやBGCのビジネス街から近いエリアであれば高稼働が期待できます。物件価格は㎡当たり15万~20万ペソが相場です。家具家電付きで㎡当たり1,000~1,200ペソの家賃が得られるでしょう。
ローカルのフィリピン人
BPO企業やサービス業に従事するフィリピン人が賃貸しやすい物件は、上記の場所より少し離れた下町エリアで庶民的かつ安価な家賃相場にしましょう。
フィリピン人はスタジオタイプや1ベッドルームなどの比較的狭い部屋を小さく区切って家族で住むことが多いため、それほど部屋は広くなくても問題ありません。購入相場は8万~15万ペソです。
一件当たりのインカムゲインはそれほど多くありませんが、賃貸需要の市場が大きいのが特徴です。
フィリピン不動産の選び方まとめ
フィリピンの不動産選びに迷った際にはエリアやデベロッパー、賃借人の種類によって選んでみてはいかがでしょうか?他にも信頼する不動産業者のアドバイスや自分なりの基準をもとに選ぶという方法も。
フィリピンの不動産を上手に選んで、あなたの投資をぜひ成功させてください。