フィリピンの不動産デベロッパーDMCIとは?

DMCIとは
フィリピンで不動産投資を検討されている方にとって重要なのがデベロッパー選びだと言われています。特に注意が必要なのはまだ建設途中のプレビルド物件を購入する際で、大手でなく信用のおけないデベロッパーの物件を選んでしまうと、物件の完成が大きく遅れてしまったり、最悪の場合だとデベロッパーの倒産により工事の中断などが発生してしまう恐れがあります。 DMCIはフィリピンでも指折りの大手企業なので、不動産購入を検討されている方であればもしかしたら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、多くの日本人にとってはあまりなじみがありませんよね。今回はそんな「DMCI」について解説していきます。

目次

フィリピンの不動産デベロッパーDMCIの会社概要


DMCIとは
創業:1995年

DMCIとは創業者であるDavid M. Consunji氏の頭文字から取られた華僑系財閥企業です。

Consunji氏は1921年に中国の福建省からの移民の血統を持つ両親から生まれ、名門フィリピン大学を卒業後、生まれ故郷のバターンで教師を経験したのち、DMCIホールディングスの前身であるD.M. Consunji, Incorporatedを1954年に設立しました。その後、1995年に持株会社であるDMCIホールディングスを設立し、不動産部門である「DMCI HOMES」が誕生しました。

親会社となるDMCIホールディングスの傘下には、不動産・建設業の他に「石炭・ニッケルの鉱業」「下水道事業」「火力電力業」「道路施工業」などインフラ事業を中心に幅広く取り扱っています。

建設実績では、都会のど真ん中にある高層ビル「Ayala Tower One & Exchange Plaza」、リサール公園のすぐ近くにある「Manila Doctor’s Hospital」、またマニラのロハス通りにある「Cultural Center of the Philippines(CCP)」は目の前に大きな噴水があることもあり、近くを通ったことがある方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
その他にも「マクタンシャングリラ(セブ)」「マカティシャングリラ」「マニラホテルの改修」「ソフィテルプラザホテル」などの有名な5つ星ホテルなども手掛けています。
コンドミニアムではマニラ周辺の他に、避暑地で有名なバギオやミンダナオ島のダバオにも物件があります。またDMCIのコンドミニアムの特徴として、一般的な高層コンドミニアムの他に、リゾートをイメージした中層のコンドミニアムもあり外国人にも高人気となっています。

フィリピンの不動産デベロッパーDMCIと日本企業との提携事業(DMCIグループ全体)


DMCIは数々の日本企業とも提携し、開発をしています。

※最近のものを抜粋

DMCI HOMESが展開する不動産ブランド


「Fairway Terraces」

建設エリア:パサイ市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2019年

平米数:28‐80.5 sqm

ANAなどの発着空港でもある国際線空港ターミナル3から約1.3kmと空港からも近い物件です。また特徴として徒歩圏内にゴルフ場が2か所あり、高速道路のエントランスからも近いので南方面への移動もスムーズです。建物はバリ風の設計となっており旅行者にも人気の高い物件です。

「Brio Tower」

建設エリア:マカティ市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2019年

平米数:24-84.5 sqm

建設エリアはマカティ市ですが、マカティとオルティガスのほぼ中間地点に位置しているため、様々な通勤エリアの方々に人気があります。また多くの日系企業や日本人学校があるフォートボニファシオからも比較的近いです。建物はモダンアジア風に設計されているのでリラックスできる洗練された空間を満喫できます。

「Ivory Wood」

建設エリア:タギグ市

タイプ:中層コンドミニアム

完成:2020年予定

平米数:63.5-94 sqm

33,262 sqmの敷地内に全6階の建物が7棟ある中層の物件です。敷地内にはテニスやバスケットができる多目的コート、子どもの遊び場などが用意されているのでファミリー向けの物件です。フォートボニファシオまで3kmほどの通勤・通学圏内になります。

「Arista Place」

建設エリア:パラニャーケ市

タイプ:中層コンドミニアム

完成:2016年

平米数:53-79 sqm

こちらも空港からほど近いエリアに位置する中層の物件です。マニラ圏内では子どもが安全に遊べる空間が限られていますが、こちらにも子どもの遊び場である公園やプールなど敷地内に十分用意されています。また、現在開発が著しいベイエリアからほど近いので今後ますます人気の物件になるでしょう。

「Sheridan Towers」

建設エリア:マンダルヨン市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2020年予定

平米数:28-79.5 sqm

今やマカティ・フォートボニファシオに次ぐビジネス街に発展しているオルティガス地区からほど近い物件です。オルティガスは交通量が多いため、近くの地元フィリピンの企業やコールセンターなどで働くビジネスマンに人気が高いエリアです。建物はモダントロピカルな雰囲気でデザインされており、また41階のルーフデックからの夜景は絶景です。

「Verdon Parc」

建設エリア:ダバオ市(ミンダナオ)

タイプ:中層・高層コンドミニアム

完成:2021年予定

平米数:28-76 sqm

こちらの物件はマニラから飛行機で2時間ほどの距離にあるミンダナオ島のダバオ市内に位置しています。ダバオはドゥテルテ大統領が以前市長を務めていたことで有名で、そのため治安がよいです。

 

またマニラのように都会ではないので空気もきれいで物価も安いです。最近では外資系企業も注目しているので今後ますます発展が期待できるでしょう。徒歩圏内にSMショッピングモールもあるので買い物にも便利です。おしゃれなクラブハウスも必見です。

「Bristle Ridge」

建設エリア:バギオ市

タイプ:中層コンドミニアム

完成:2019年

平米数:57-97 sqm

マニラから車で6時間の距離に位置するバギオ市の物件です。こちらは避暑地として有名で、3-6月のもっと暑い時期は多くの人々が涼みにやってきます。この物件は丘の上にあるので眺めが最高です。また一部屋も広く設計されており開放感のあるリラックスした空間を楽しめます。別荘として最適な物件です。

「Tivoli Garden Residences」

建設エリア:マンダルヨン市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2019年

平米数:57-97 sqm

エリアはマンダルヨンですがマカティからほど近いため、朝と夜の交通量が少し気になるものの、価格帯を考えるとお得な物件です。建物デザインはモダントロピカルとなっており、アメニティはデザイン性のみでなく居心地の良さにもこだわっています。

「Oak Harbor Residences」

建設エリア:パラニャーケ市

タイプ:中層コンドミニアム

完成:2020年6月予定

平米数:66-252 sqm

DMCI唯一の海に面している物件です。マニラの夕日は世界3大夕日の一つといわれるほどに有名です。お部屋によってはその夕日を毎日眺めることができるでしょう。場所はCity of Dreamやオカダマニラ、ソレイアなどがすぐ近くにある今最も開発著しいエリアの一角なので今後の発展にも期待できるでしょう。

「Brixton Place」

建設エリア:マンダルヨン市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2022年予定

平米数:28-83.5 sqm

同じDMCIの物件である「Sheridan Towers」からほど近い、現在建設中の物件。
オルティガスは交通量の課題はあるもののマニラの主要エリアからのアクセスが良いため、コンドミニアムが多く建てられています。この物件は日々の都会の喧騒からの避暑地となるようにデザインされているため、建物内に植物が多く配置されています。週末は都会にいながらリゾート感覚で心を癒すことができるでしょう。

「Flair Towers」

建設エリア:マンダルヨン市

タイプ:高層コンドミニアム

完成:2019年

平米数:28-83.5 sqm

こちらも「Sheridan Towers」「Brixton Place」のすぐ近くに位置する物件です。こちらは若年層のファミリー向けをコンセプトに作られているため、若者が好みそうな都会的でモダンなアメニティで揃えられています。

フィリピンの不動産デベロッパーDMCIまとめ


フィリピン大手ディベロッパー「DMCI」についてご理解できたでしょうか。

今までDMCIが手掛けてきた物件は、多少遅れはあるもののすべて施工完成しているため、そういった意味でも信頼度が高いといえるでしょう。またフィリピンでも信頼のある大手企業なので、物件の空室率も低く、フィリピン人人気も高いです。プレビルド物件などの情報を入手したらすぐに詳細を入手することをおすすめします。