フィリピンでも不動産投資には新築物件、中古物件のそれぞれにメリットとデメリットがあります。
日本とは少し不動産環境が異なるフィリピンで、それぞれの物件の特徴を見ていきましょう。
フィリピンは不動産投資先として魅力がある?フィリピンの不動産市況とは
フィリピンの不動産価格の今後は上がる?今までの価格推移を徹底調査!
フィリピン不動産のエリア別に不動産価格やターゲット傾向をご紹介!
目次
フィリピン不動産業界でよく使われる語句やその意味
フィリピンの不動産業界ではよく使われている言葉や業界用語があります。
フィリピンの不動産投資をする上で必ず覚えておきたい言葉ばかりです。
フィリピン中古不動産のメリットやデメリットとは?
ではフィリピンの中古不動産にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
フィリピン中古不動産のメリット
フィリピン中古不動産のメリットは全部で4つ。ちなみに日本人がフィリピンで購入できる不動産はコンドミニアムとみとなります。外国人は土地の購入ができないというのもフィリピンの不動産事情ならではです。
内覧してから購入できる
窓からの景色や日当たり、内装の状態や共有スペースの設備などを自分の目で見て確認できるのが一番のメリットです。
日本の会社でもフィリピン不動産の内覧会を随時行っています。せっかく高いお金をかけて投資をするのですから、自分の目でしっかり隅々までチェックしてから購入しましょう。
すぐに自宅や賃貸物件として活用できる
プレビルド物件は実際に住めるようになるまでには3~5年ほどの期間がかかるります。
その間は分割の場合、購入費用の支払いのみが発生して資産を有効活用できないことも。その点中古不動産なら、すぐに自分が住んだり他の人に貸し出すことが可能です。
三種類の支払方法を選択できる
現金一括・銀行ローン・レントオウンの三種類の支払方法が得れべるのもメリットです。フィリピンでは島ごとに約1,000もの銀行があります。フィリピンに納税しているのであれば、外国人でもローンが利用できます。
またレントオウンなら、家賃感覚で不動産が購入できるのでおすすめ。合計金額は一括払いよりも高くなりますが、若い方や手持ちの資金が無い方でも気軽に購入できます。
ラッシュセール物件ならお得に購入できる
フィリピンでは通常の中古物件を扱うリセールと、売主が早く売りたいラッシュセールがあります。
このラッシュセールは相場の価格よりも安く購入できるというメリットがある一方で、購入までの手続きや入金を急かされる場合があります。
フィリピン中古不動産のデメリット
中古不動産を購入する場合や賃貸に出す場合には下のようなデメリットがあります。あらかじめ理解しておいて、対策を取ることをおすすめします。
プレビルド物件より購入金額が高くなる
フィリピンでは新築であるはずのプレビルド物件よりも中古物件の方が価格が高くなるという逆転現象がしばしば起こります。
これは物件が建築されてからずっとその価格が上昇し続けていることが理由の一つです。中古物件だから安いだろうという日本の常識が当てはまらないことがあります。
良い物件は競争率が高い・現金一括払いのことも
新築物件よりも立地条件が良い中古不動産では、すでに買い手がいたりと競争率がとても激しいのがデメリットです。
また支払方法も現金一括や短期で支払いを求められることもしばしば。あらかじめ大家さん不動産仲介業者に確認することをおすすめします。
物件を管理・仲介・売買手続きをしてくれる不動産仲介業者がいない
フィリピンでは日本の不動産会社と違い、物件管理を依頼すればメンテナンスから入居者募集、広告掲載や売買仲介業務などを一括して行ってくれる仲介業者が非常に少ないのが現状です。
そのためいつまでたっても借り手や買い手が付かないということもしばしば。
弊社ではワンストップでご依頼いただくことが可能です。お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
貸し出す場合は内装工事や家具の購入が必要
フィリピンの賃貸物件は一般的にベッドやチェストなどの家具込みで貸し出すことがほとんどです。そのため中古物件を所有しているオーナーは、借り手を探すために部屋の内装を整えたり、家具をそろえる手間がかかります。
初期投資が余分にかかってしまうので、家具や内装の仕様は慎重に選びましょう。
フィリピン新築不動産のメリット・デメリット
フィリピンの新築不動産には日本とは異なるメリットやデメリットがあります。
フィリピン新築不動産のメリット
主にプレビルドとなるフィリピンの新築物件には、どのようなメリットがあるのでしょうか?お得に購入できる秘訣や投資にピッタリな理由などもありますので、参考にして下さい。
プレビルド物件なら格安に分割で購入できる
プレビルドで売り出されるコンドミニアムは、中古の物件よりも安く購入できるのが一番のメリットです。計画段階初期では一番安く、建物の完成が近づくにつれて価格が上昇していきます。早ければ早いほど安く購入できるのがフィリピンのプレビルド物件です。
また分割払いやローン払いができるというメリットもあります。もちろん現金一括が一番安く購入できる方法ですが、手持ち資金が少なくてもオーナーになれるという魅力があります。
キャピタルゲインが期待できる
フィリピン新築不動産のデメリット
最後に新築不動産のデメリットについて解説していきます。フィリピンならではの不動産制度などもありますので、購入の際は気を付けてください。
プレビルド物件は建物が完成しないことも
プレセールやプレビルド物件は、計画段階で早ければ早いほど格安に購入できます。その資金を基にデベロッパーが建設する訳ですが、万が一資金がショートした場合は建物が完成しないということも。
その場合、それまで支払った資金は手元に戻ってきません。こうしたリスクも含んだうえでプレビルド物件は安く購入できるという側面があるためです。
プレビルド物件は完成までの数年間は資産を寝かせることになる
プレビルド物件では建物が完成する間の3~5年は、お金が出ていく一方で資産を有効に活用できません。
中古不動産が購入直後から賃貸に出せるのとは逆に、プレビルド物件ならではのデメリットとして覚えておきましょう。
物件によっては完成予定図と大きく異なることも
日本では考えられないことですが、フィリピンでは計画通りに建物が建築されないということもあります。
完成予定図とはかけ離れた仕上がりになることも視野に入れて、それを楽しむ余裕をもって完成を待つことをおすすめします。
フィリピンの不動産投資をするなら中古?新築?メリット・デメリットを紹介まとめ
フィリピンならではの不動産事情により、日本とは異なるメリットやデメリットがあります。これらの特徴をしっかり理解して、あなたの投資に生かしてください。